今年に入って初めて鍋を食べました

超がつくほどの潔癖症な私は、実は鍋料理みたいな誰かと同じ箸をつつきあって食べるなんて死んでも嫌なんです。もちろん最初の頃は菜箸とかで取り分けていたとしても、食べ進むにつれてだんだんと皆、じか箸になって行くじゃないですか。たとえそれが両親であっても兄弟であっても、です。だから冬の季節になるとものすご~く憂鬱なんです。だってやれ忘年会だの新年会などはもちろん、ただの飲み会においても猫も杓子も皆必ず、鍋を注文するじゃないですか。なので、絶対に鍋を食べずに済む方法っていうか言い訳をさせたら私の右に出るものはいないというくらい上手にかわして鍋を食べずに済んでいたんです。実は私、去年の春から彼氏ができたんです。付き合い始めは春だったから当然飲みに行っても鍋料理なんて注文しませんよね。秋に入ると居酒屋さんでも料理やさんでもこぞって鍋料理を始めるじゃないですか。しかも店内にば~んとポスターなんかが貼ってあったりして。今年に入ってそのポスターを見たときは、やばいまた鍋の季節がやってきてしまったと恐怖にさえ思ってしまいました。彼との久しぶりのデートの日はものすごく寒くて彼が、今日は鍋が食べたいねっていってきたのです。鍋を食べずに済む言い訳を彼にはなんて言おうかなって考えているうちに彼がお鍋を注文しちゃったんです。今更言い訳なんてしてもだめじゃん。そして鍋が運ばれてきちゃって彼が、すっごい美味しそうだねって満面の笑顔で言うから私もつられて、うんそうだねって言って。別に死ぬ訳じゃないし大好きな彼とだったらいいやって思って産まれて初めて鍋を食べたんです。鍋ってこんなに美味しいんだってびっくりした私です。